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【読書】F・W・ニーチェ 『キリスト教は邪教です!』

読書 新書 宗教

  ふと思うことがあって、一度読んだこの本を再読することにしました。この本はニーチェの『アンチクリスト』の現代語訳です。適菜収(てきなおさむ)さんというかたが訳していらっしゃいます。とても読みやすいので、一気読みしてしまいますが、そこはぐっとこらえて精読したいところです。私は原文はもちろん読んでおりませんし、他の方が訳した『アンチクリスト』も読んでおりません。

 キリスト教は、頭の悪い人たちの間にどんどん広まっていきましたが、同時にキリスト教の側も、そういった人たちが理解しやすいように、教えをどんどん簡単で俗受けするもの、野蛮なものに変えていったのです(p89)。

 

その結果、キリスト教はイエスの教えからますます離れていき、迷信、おまじない、ヨタ話のかたまりになったのです(p89)。

 

 『新約聖書』を読むとき、私は手袋をはめています。汚らしくて触りたくありませんからね。(p113より)

  汚物扱いです。

 ものごとをきちんと考えるという科学的な方法を教会は妨害してきました。ものごとを疑って考えることは、キリスト教では「罪」とされているからです(p129)。

 西洋の哲学・思想はキリスト教を土台にし、影響を受けています。哲学だけではなく、西洋のあらゆる価値体系はキリスト教に少なからず影響を受けているわけで、それをありがたがる我々日本人も批判されているのかもしれません。

 

 ところで、話は変わるのですが、本屋に行くとたくさんの「自己啓発本」が並んでいるのを目にします。これらの本をペラペラめくってみると、どうも西洋的な宗教、思想を想起させるのですが、これは私の気のせいでしょうか。まぁ、これがきっかけで本書を再読するのに至ったのですが。この、自己啓発書に対するもやもやした感覚はいったいなんなのでしょう。同じように感じる人はいるのでしょうか。うーむ。

 

キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社+α新書)

キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社+α新書)

 

 

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