2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書】仁木悦子 『猫は知っていた』

江戸川乱歩賞第3回の受賞者にして大ベストセラー作家が仁木悦子さんです。彼女は4歳で寝たきりになり、学校にも通わず独学で勉強しました。そして1957年、公募性を採用された第3回目の江戸川乱歩賞で見事受賞。実質初代の江戸川乱歩賞作家といっても過言で…

【読書】若竹七海 『猫島ハウスの騒動』

まず、表紙をじっくり見ていただきたい。なんということでしょう。猫がたくさん。まるでねこあつめのよう!女の子に抱かれているのは猫のDC。足元にはトラや三毛や黒猫、白猫。そしてもこもこした猫まで!それもそのはず、この作品は猫が100匹以上住む猫島が…

【読書】平岩弓枝 『聖徳太子の密使』

平岩弓枝さんの別の作品を探していた際に発見した猫の表紙の本です。本書を手にとり「ん?なんだこれ??」となりました。聖徳太子の密使とかかれた題名のとなりに猫が3匹と青い馬が1頭描かれています。この子達は聖徳太子の密使である珠光王子のお供です…

【読書】河合隼雄 『猫だましい』

猫が表紙の本です。かわいくない猫ですが、猫は猫なので本書を読んでみることにしました。 猫だましい (新潮文庫) 作者: 河合隼雄 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2002/11/28 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 12回 この商品を含むブログ (24件) を見る…

【読書】池上俊一 『お菓子でたどるフランス史』

昔から、子供向けの新書が好きです。岩波ジュニア新書しかり、ちくまプリマー書しかり。今回は『お菓子でたどるフランス史』を読みました。 お菓子は人間が生きていくうえで必要不可欠なものではありません。なくても生きていけます。だからこそ、お菓子が豊…

【読書】ロバート・A.ハインライン 『夏への扉』

素敵な猫の後頭部が表紙の作品。小説のネタバレを読者にせず、さらに小説と装丁がマッチした作品も珍しいのではないかと思います。この作品にも猫は出てきますよ。夏への扉を探すのは猫のピート。家中の扉を主人公に開けさせます。扉のどれかひとつが夏への…

【読書】西加奈子 『きりこについて』

猫の表紙の本やで。最初「きりこ」っちゅうんはこの本の表紙におる、ピンクの猫やと思たんやけど、このピンクの猫は「きりこ」とちゃうで。「きりこ」はこの本の主人公で人間の女の子や。それもめちゃめちゃブサイクらしいわ。やけど、あまりにブサイクすぎ…

【読書】羽田圭介 『メタモルフォシス』

自分は、多くの人々に支えてもらっている。p.p.75 この文章が貧しい少年が誰かに助けられたシーンだとか、苦しみながらも、それを分かち合い助け合うようなシーンで書かれていたら、とくにこの文章に気にもとめなかっただろうと思う。今回の作品『メタモルフ…

【読書】高木徹 『大仏破壊―ビンラディン、9・11へのプレリュード』

以前、高木徹氏の『戦争広告代理店』を読みました。今回は同作者の『大仏破壊』を。 k0ma1nu.hatenadiary.com ソ連のアフガン侵攻 1979年、ソ連のブレジネフ政権が、親ソ政権を支援し、イスラーム原理主義ゲリラを抑えるために侵攻しました。当然アフガニス…

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